まもなく訪れるバレンタインシーズン!
手作りで定番のトリュフやケーキなど、美味しそうに仕上げるためにコーティングをしたいな…!
と考えているけど、コーティングチョコを作るのにはテンパリングが必要でなんだか難しそうですよね。
ですが、コーティング用チョコレートがない場合は何で代用できるのか気になりますよね。
今回はコーティングチョコの代用は何できるか、パリパリつやつやなチョココーティング作り方をご紹介します!
ぜひ参考にしてくださいね。
コーティングチョコの代用は?
コーティングチョコはその名の通り、コーティングしやすいように溶かしやすく固まると艶が出るチョコレート。
デリケートな作業であるテンパリングを丁寧に行うことで、口溶けが良くつやつやなチョコレートに仕上がります。
このテンパリングは初心者には特に難しいので、コーティングチョコレートが欠かせません…!
でも手に入らない場合、コーティングチョコは代用ができるのでしょうか?
代用ができるチョコレートをご紹介していきます!
製菓用チョコレート
通常、コーティングするためのチョコレートとして製菓用チョコレート(クーベルチュールチョコ)が使われます。
チョコレート菓子作りで定番で用いられる製菓用チョコレートで代用可能です!
コーティングチョコレートのように溶かして固めるだけではうまくいかないことがあるので注意しましょう。
製菓用チョコレートを使ったコーティングチョコの代用としては先述した通り「テンパリング」が必要に。
テンパリングのやり方は様々方法があります。
テンパリングで行う温度調整
ミルクチョコレートの場合
- 融解温度:チョコレートを溶かすための温度。
- 約50℃の湯煎でチョコレートの温度を約40℃くらいに。
- 下降温度:湯煎から取り出したチョコレートを氷水の入ったボウルで冷ますための温度。
- 約27〜28℃くらいまで下げます。
- 調整温度:再び湯煎でチョコレートを温めるための温度。
- 約31〜32℃くらいまで上げます。
とにかく温度の微調整が大変だということがわかります…!
温度が変わるとチョコレートの結晶が崩れて滑らかな仕上がりにならないので再度テンパリングしなくてはいけません。
仕上がりはつやつやでパリパリとした美味しいチョコレートになりますよ♪
コーティングチョコの代用として使用できますが、テンパリング作業を行うことで代用ができるので少々難易度は上がりますね。
市販の板チョコ
製菓用チョコレートに比べると風味は劣りますが、市販の板チョコでも代用ができます。
ですので、製菓用チョコレートに比べて砂糖や植物油脂が多く含まれています。
「スイートチョコの代用で板チョコは可能?」で板チョコと製菓用チョコの違いについて詳しく解説しています!
製菓用チョコレート同様テンパリングを行う必要があり、製菓用チョコレートよりも厚みが出る仕上がりに。
製菓用チョコレートで作るコーティングチョコよりも艶感やカカオの風味が劣るので、完璧な仕上がりを求める方には不向きです。
もし余ってもそのまま食べても美味しいですし♪
手軽にチョコレート菓子作りを楽しみたい方は板チョコを使ってコーティングチョコの代用をするのがおすすめです。
チョコバナナ用チョコ
チョコバナナ用チョコレートは流動性のあるコーティングしやすいチョコレートです。
コーティングチョコと同じく、準チョコレートに分類されるので難しいテンパリング作業が不要で便利なアイテムです。
ただチョコバナナ用チョコは大容量なものが多いので、少量だけ使うには余らせてしまう可能性があります。
日常でチョコバナナやチョコレート菓子を作ったり、バレンタインでたくさん作る予定があるならおすすめですよ♪
パリパリつやつやなチョココーティングの作り方は?
コーティングチョコレートを代用するには製菓用や市販の板チョコで代用できることがわかりました。
正直テンパリング作業が難しいですし、できれば初心者の方でも挑戦しやすい方法で作りたいですよね。
パリパリつやつやなチョココーティングの作り方をご紹介します。
コーティングチョコにするのに「サラダ油」を使う
サラサラな質感のコーティングチョコにするのに使用するのは「サラダ油」
作り方はとっても簡単です!
例えばチョコレート150gに対して、サラダ油を大さじ1程度加えることになります。
そもそもコーティング用チョコレートはヤシ油などの油脂分が多いチョコレート。
植物性の油脂分が多いことで流動性があり、テンパリング不要でも固まるというメリットがあります。
コーティングチョコは通常のチョコレートに比べてカカオマスやココアバターが少ないので香りや味わいは少々弱いと感じます。
ちなみに、サラダ油を追加したチョコレートはそこまで風味や味に影響しません。
通常のチョコレートにサラダ油を混ぜて代用したチョココーティングの方が風味や味わいが良いかもしれません!
テンパリングが不要で電子レンジでもOK!
サラダ油を混ぜ合わせることでテンパリング不要でもチョコレートがつやつやパリパリに!
サラダ油を加える代用のコーティングチョコは、難しいテンパリング不要で作ることができます!
湯煎でチョコレートを溶かすと水が入ってしまってボソボソな状態になったりと失敗するリスクが高いですよね。
電子レンジで様子を見ながらチョコレートを溶かすと道具の準備や水の心配がないのでおすすめですよ♪
こちらのレシピが分かりやすくて参考になります!
レンジで簡単♪チョココーティング裏技♪ by *Riamam*「チョコを溶かすのにレンジで失敗!」という記事でレンジで溶かすコツを解説しています!
もし失敗した時の対処法もご紹介していますので、併せてチェックしてくださいね♪
ホワイトチョコのコーティングチョコの作り方
定番のチョコレートカラーはもちろん、ホワイトチョコもあるとさらにバリエーションが広がりますよね!
ホワイトチョコもコーティング用チョコがありますが、製菓材料の専門店じゃないとなかなか見つけられません。
ホワイトチョコも製菓用チョコレートや市販の板チョコで代用ができるのでしょうか?
ホワイトチョコのコーティングチョコの作り方をご紹介します!
ホワイトチョコは「生クリーム」か「サラダ油」を使う
生クリームかサラダ油のどちらかの油脂分を足すことで綺麗に伸びるつやつやなコーティングに仕上がります。
ホワイトチョコの成分は
- ココアバター
- 乳製品
- 砂糖
をメインで作られていて、カカオマスやココアパウダーが含まれていないので白い色味をしていますよ。
そうするとサラサラなテクスチャーになり、つやつやなコーティングチョコの代用として使用できますよ!
サラダ油の場合は、同じくチョコに対して10%の分量で加えましょう。
ホワイトチョコは通常のチョコレートよりも少々デリケートなチョコレートです。
代用する際の注意点を次にご紹介します。
ホワイトチョコは温度に注意
ホワイトチョコは通常のチョコレートに比べて乳成分と油脂分が多く含まれています。
ホワイトチョコレートを高温で溶かしてしまうと分離しやすくコーティング用に不向きとなることも。
電子レンジだとなかなかホワイトチョコの温まり方の判断が難しいので、できれば湯煎がおすすめです。
湯煎をする際は水が入らないよう気をつけてくださいね!
ホワイトチョコのコーティングを代用して作るときは温度に注意して作りましょう!
コーティングチョコレートはスーパーや100均(ダイソー)で買える?
コーティングチョコレートは身近なスーパーや100均(ダイソー)で手軽に手に入ります!
製菓材料は専門店やネットじゃないと手に入りにくいイメージがありますよね。
調査したところ、実はスーパーや100均でコーティングチョコレートの取り扱いがあるんです!
ただ店舗によって取り扱いがなかったり、期間限定で取り扱いがあったりするようなので注意ですよ。
コーティング用で販売されているチョコレートなら失敗しにくく手軽で扱いやすいですよね!
詳しくは「コーティング用チョコレートはスーパーで買える?」を参考にしてくださいね♪
コーティングチョコの代用まとめ
今回はコーティングチョコレートについて、何で代用はできるのかをご紹介しました!
ただ、チョコレートだけを使用してコーティングチョコの代用をする際は「テンパリング(温度調整)」が必要になります。
初心者には難易度が高く、少しの温度変化でつやつやなチョコレートに仕上がらない繊細な作業です。
もし大量にチョコレート菓子を作る予定があるなら、チョコバナナ用チョコレートがおすすめですよ!
テンパリング不要でコーティングチョコの代用をする際は「サラダ油」を加えましょう!
チョコレートに対して10%のサラダ油を加えることで、滑らかでつやつやパリパリなコーティングチョコの代用が可能です!
ホワイトチョコのコーティングチョコの代用としては同じく「サラダ油」か「生クリーム」を加えます。
ホワイトチョコは分離しやすいので温度に気をつけながら湯煎で溶かしましょう!
もちろん、溶かすだけで綺麗に固まるコーティングチョコを使うのが一番失敗が少なく便利ではあります。
手に入らない場合はぜひコーティングチョコが必要なのに手に入らない場合の代用として参考にしてくださいね!
美味しいチョコ作りを楽しんでくださいね♪