バレンタインやホワイトデーなどに作られることの多いソフトクッキー。
時間が経ったあとでも、しっとりした食感で美味しいと評判を集めています。
そもそも、ソフトクッキーはなぜ柔らかいのでしょうか?
一般的なサクサク食感のクッキーと違って、ソフトクッキーはなぜ柔らかいの?
今回はソフトクッキーがなぜ柔らかいのかを中心に、しっとりさせるにはどうしたら良いのかご紹介します。
お菓子作り初心者におすすめのソフトクッキーのレシピについてもまとめますので、ぜひ参考にして作ってみてくださいね!
ソフトクッキーはなぜ柔らかいの?
いろいろな食感があるクッキーの中でも、ソフトクッキーはなぜ柔らかいのでしょうか?
結論から言うと、ソフトクッキーが柔らかいのには、水分量と焼き具合が関係しています!
一般的なクッキーよりも水分量が多く、焼き時間も短いので柔らかい食感のソフトクッキーが仕上がります。
ソフトクッキーの一番の魅力といえば、やはりホロホロと柔らかい食感ですよね。
老若男女問わず食べやすいお菓子を選ぶなら、柔らかいソフトクッキーがおすすめ♪
ちょっとしたプレゼントや手土産にもピッタリですよね。
プレゼントする相手によって変えてみるのもいいですよ♪
しっとりクッキーとサクサク・ハードクッキーとの違い
一口にクッキーといっても、しっとりクッキーやサクサククッキー、さらにはハードクッキーなどがあります。
どのクッキーも美味しいお菓子ですが、その日の気分や好みの食感などに合わせながら選んで楽しめますよ♪
しっとりクッキー
その名前のとおり、しっとりクッキーは口に入れた途端ホロホロと柔らかい食感のお菓子。
さらに、甘さも控えめなので、何枚でも食べられるでしょう。
サクサククッキー
しっとりクッキーとハードクッキーの中間に値するのが、サクサククッキーです。
サクサクとした歯ごたえがありつつも、軽やかな食感で楽しく仕上がっています。
ハードクッキー
3つの中で1番固いのがハードクッキー。
また、ザクザクとした固い食感に仕上がるように、低温でじっくりと焼き上げています。
ダイエットをしている人におすすめのお菓子ですね。
「サクサククッキー」が一般的に多いクッキーになります。
固すぎずある程度日持ちもするのでプレゼントするにはサクサククッキーがおすすめかもしれません。
そんなクッキーをしっとりさせるためにはどうしたらよいのでしょう。
ソフトクッキーをしっとりさせるにはどうしたらいい?
ソフトクッキーを手作りする時、3つのコツを掴めば簡単にしっとりと仕上がります。
- バターの比率
- 短時間で焼く
- 卵黄のみを使う
しっとりさせるには、この3つのコツを気を付けるだけでOKなんです!
詳しく見ていきましょう!
バターの比率
しっとりとした食感のソフトクッキーを作る上で大切なのが、バターを入れる量です。
ソフトクッキーの黄金比は
バター:砂糖:薄力粉=5:6:8
この割合を守るとハードクッキーみたいになっちゃう心配がなくなります♪
しっとりとしたソフトクッキー50枚あたりにすると、「バター:砂糖:薄力粉=200g:240g:320g」になります。
バターと粉類の割合を守れば、しっとりとした美味しいソフトクッキーができあがりますよ。
また、違う味のソフトクッキーを作りたいなら、バターと粉類の比率を少しだけ変えてみましょう。
ココア味のソフトクッキー
50枚分のココア味のソフトクッキーを作る場合は
- ココアパウダー:40g
- バター:200g
- 砂糖:240g
- 薄力粉:290g
これで作ると美味しいソフトクッキーになりますよ♪
抹茶味のソフトクッキー
これも50枚分作るとすると
- 抹茶パウダー:20g
- バター:200g
- 砂糖:240g
- 薄力粉:320g
ココアクッキーとは粉の量が違っているので注意してくださいね!
バターを使う量は変わらないので、基本のソフトクッキーが焼けるようになったら挑戦してみてくださいね♪
短時間で焼く
ソフトクッキーに使うバターの量がわかったところで、次に気になるのは焼き時間ですよね。
厚さ1〜1.5cmのソフトクッキーの焼き時間は、170度のオーブンで約10分です。
一般的に厚さ1〜1.5cmのサクサククッキーだと、170度のオーブンで約15分以上焼く必要がありますよ。
お菓子を作っている時間がない、という心配もありませんよ♪
ただ、生焼けが心配だから、という理由で予定時間よりも長く焼いてしまう人もいるでしょう。
焼き時間よりも長く焼いてしまうと、しっとり感がなくなってしまいます。
中央部分が白く、縁部分がきつね色になれば、美味しいソフトクッキーのできあがりです。
卵黄のみを使う
ソフトクッキーは卵なしでも作れますが、卵黄だけを使うとしっとりとした食感に仕上がりますよ。
基本的に卵は、バターと粉類を混ぜ合わせる時のつなぎと、コクをプラスする働きをします。
また、卵黄は卵白に比べて水分量が少なく、生地を固くするグルテン成分が発生しにくいです。
生地が固まりにくくなれば、しっとりと柔らかい食感のソフトクッキーができあがります。
卵白が余った場合は、メレンゲクッキーを作るのもおすすめ!
メレンゲは失敗してもリメイク出来ちゃいますよ♪
私がおすすめするリメイクとは思えないフィナンシェレシピも載せています!
是非参考にしてくださいね。
しっとり柔らかいソフトクッキーレシピ
ソフトクッキーとはどんなお菓子なのか分かりましたね♪
- 白あんでカントリーマアム風ソフトクッキー
- 卵なしでも作れるソフトクッキー
- しっとりチョコチャンククッキー
子供のおやつにぴったりなレシピばかりですので、参考にして作ってみてくださいね♪
白あんでカントリーマアム風ソフトクッキー
市販のカントリーマアムに最大限近づけた絶品ソフトクッキー。
焼き上がりすぐに食べても美味しいですが、少し冷めてから食べると甘さが倍増し絶品ですよ♪
材料(約50枚)
- 小麦粉:280g
- 無塩バター:80g
- 卵黄:2個
- 白あん:40g
- 砂糖:200g
- ベーキングパウダー:小さじ1
- バニラエッセンス:適量
- 板チョコレート:2枚分弱
作り方
- バターと白あんは常温に戻し、ボウルに入れてヘラでしっかり練る。
- ボウルに砂糖を加えて、よく混ぜ合わせる。
- 卵黄とバニラエッセンスも加えて、さらによく混ぜ合わせる。
- 小麦粉とベーキングパウダーをふるいながらボウルに加え入れる。
- さっくりと切るように混ぜ合わせる。
- 板チョコレートを砕きながら、ボウルに加え混ぜる。
- スプーンで1杯ほど生地をすくい、手で丸めて軽く潰す。
- 50枚ほどの生地を丸めたら、オーブンシートを敷いた天板に並べる。
- 170度に予熱しておいたオーブンで6~8分ほど焼く。
- 中まで焼けたら、お皿に盛り付けて完成!
口当たりがまろやかなソフトクッキーに仕上がります。
卵なしでも作れるソフトクッキー
小さなお子さんや卵アレルギーの人でも食べられるレシピです。
ベースはおからと米粉を使用しているため、時間が経ってもしっとりとしたソフトクッキーに仕上がっています。
素朴な味わいなので、お好みでジャムをつけて食べても美味しいですよ。
材料(約50枚)
- 生おから:200g
- 米粉:120g
- きな粉:60g
- 砂糖:60g
- 油:85g
- 豆乳:100g
作り方
- ボウルに生おからと米粉、きな粉、砂糖を入れて混ぜる。
- 油と豆乳も加え入れ、ひとまとめにする。
- 生地を50等分にし、一口サイズに丸めて軽く潰す。
- 180度に予熱したオーブンで10分ほど焼く。
- クッキーの縁がきつね色になったら完成!
子供のおやつに作ってみましょう♪
一緒に作ってみてもたのしいですよ!
しっとりチョコチャンククッキー
しっとりながらもねっとりとして食感を味わえるクッキーレシピ。
チョコチップがたくさん入っているので、バレンタインのプレゼントにぴったりです。
材料(約50枚)
- 薄力粉:400g
- 無塩バター:200g
- 卵黄:4個
- 砂糖:320g
- ベーキングパウダー:小さじ4
- 塩:3g
- 牛乳:大さじ8
- チョコチップ:280g
作り方
- オーブンを180度に予熱する。
- バターを常温に戻し、練りながらボウルに入れる。
- 卵黄も加えて、混ぜ合わせる。
- 薄力粉とベーキングパウダー、砂糖、塩を振るいながら加え入れ、混ぜ合わせる。
- 少し粉っぽさが残っている時に牛乳も加え入れ混ぜる。
- チョコチップも加えて混ぜ合わせる。
- スプーンで1杯すくい取り、オーブンシートに並べる。
- 180度のオーブンで5分ほど、160度に温度を落として10分ほど焼く。
- お皿に並べて完成!
子供も食べやすい大きさで、「サクふにゃっ」な食感を楽しめます♪
ソフトクッキーはなぜ柔らかいのかまとめ
今回は、ソフトクッキーはなぜ柔らかいのか、しっとりさせるにはどうしたらよいのか、さらにはおすすめレシピなどをご紹介しました!
- ソフトクッキーが柔らかいのには、水分量と焼き具合が関係している
- しっとりクッキー・サクサククッキー・ハードクッキーの違いについて
- ソフトクッキーがしっとりとするコツは3つ
- バターの比率は「バター:砂糖:薄力粉=5:6:8」
- 厚さ1〜1.5cmのソフトクッキーの焼き時間は170度のオーブンで約10分!
- 卵黄のみを使う!
- しっとり柔らかいソフトクッキーレシピについて
いかがでしたでしょうか?
咀嚼が大変なお年寄りや小さなお子さんでも、ソフトクッキーなら食べやすいです。
また、しっとりさせるコツを掴めば、誰でもソフトクッキーを手作りできます。
本記事を参考にして、ぜひ作ってみてくださいね♪