家庭料理に欠かせない野菜の一つに、じゃがいもがあげられます。
家庭菜園でも作られるほど、ポピュラーな野菜ですよね。
買ったり作ったりしたじゃがいも
冷蔵庫に入れてしまったことはありませんか?
この記事では、冷蔵庫に入れてしまったじゃがいもがなぜ危険なのかを解説しています。
良く口にするじゃがいもを、安全に体に取り入れたいですよね。
じゃがいもが日持ちする方法も合わせてご覧くださいね!
じゃがいもを冷蔵庫に入れてしまった!どうなる?
じゃがいもを冷蔵庫に入れてしまったら、味や食感が悪くなり低温障害を起こします。
野菜は育った環境などによって保存方法が変わります。
じゃがいもを冷蔵庫に入れてしまったら
- 味や食感に影響がでる。
- 低温障害になる。
どうなるのか、さらに詳しく調べてみました。
味や食感に影響が出る
じゃがいもを冷蔵庫に入れると、水分が抜けてシワシワになるし、ホクホクした食感が失われ、ボソボソとした食感になり、味も悪くなる
— 相談に乗っている桜井🌺 (@sakurai7715) May 8, 2023
また、体に有害な物質を作り出してしまう
冷蔵したじゃがいもを高温の油で揚げるとアクリルアミドという有害な成分が発生してしまう#じゃがいも #アクリルアミド pic.twitter.com/jIZ2PhQFdt
じゃがいもの水分が抜けて美味しさが半減になります。
じゃがいもの水分が抜けてしまうと
- ホクホク感が無くなる。
- パサパサ、ボソボソになる。
- しわしわになる。
- 空洞ができてしまう。
冷蔵庫に入れたじゃがいもは、美味しく味わうことができないと予想できますね。
低温障害を起こして傷みやすくなる
うちの畑で採れたじゃがいも切ったらピンクでびっくりした!
— 野広実由 (@nohimiyu) January 30, 2023
ネットで調べたら保存時の低温障害だそうです。毒はないぽい。味も問題なし。
先日の大寒波でなったのかな〜 pic.twitter.com/YYvOBSnGaD
じゃがいもは低温に弱く低温障害になります。
常温保存にむいているじゃがいもは低温には弱いんです。
じゃがいもを低温保存すると
- 劣化する。
- ビタミンCなど栄養素が失われる。
- 赤やピンク色に変色する。
せっかくのじゃがいもの良さが無くなってしまいますね。
じゃがいもの冷蔵庫保存が危険な理由は?
じゃがいもを冷蔵保存すると、発がん性・有毒のある物質が発生します。
先ほど、じゃがいもを冷蔵保存すると味や見た目に影響するとお伝えしました。
次はじゃがいもに危険な物質が発生してしまうことをお伝えしますね。
- 発がん性のある「アクリルアミド」
- 有毒物質「ソラニン」
この「アクリルアミド・ソラニン」どちらも体に危険なものなんです。
小さいお子様に食べさせる場合も知っておくと安心ですよ。
どのように危険なのか見ていきましょう。
発がん性のある「アクリルアミド」が発生する
ポテチは危険 高温調理で発がん性物質「アクリルアミド」などが発生
— MD Family June (@Junika2022) September 28, 2022
アクリルアミドは、AGEsの一種で、その中でも発がん性が高く危険な成分。肉や魚に含まれるアミノ酸とクレアチンは高温調理で反応し、「テロサイクリックアミン」が生成。こちらも、動物実験で発がん性が確認されている。 pic.twitter.com/CCn1YCrk7U
じゃがいものを高温で調理すると、発がん性物質「アクリルアミド」が発生します。
じゃがいもを冷蔵庫で低温保存するとでんぷんが糖に変化しますよ。
その糖が120度以上の高温で「アクリルアミド」が発生してしまうのです。
アクリルアミドとは
- 発がん性のある有害物質です。
冷蔵庫に入れただけなのに…ちょっと怖いですね。
どうして危険なのかわかれば、今後は保存方法を変えられますね!
緑色に変色・芽が出やすくなる
じゃがいもは日光に限らず光をあてるとソラニンやチャコニンて有毒物質ができてしまうんだ。
— Licca (@DavidWhitesnake) August 19, 2023
緑のじゃがいもや芽が出たじゃがいもは食中毒の原因になるんだよ
「直売所のじゃがいもで食中毒」
なんてことになったら大変!
フタは必ず閉めてね! pic.twitter.com/WyujaSpSwY
じゃがいもが変色したり発芽して、有毒「ソラニン」が発生します。
有毒!?と聞くとドキッとしてしまいますよね。
ソラニンを摂取すると
- 嘔吐や下痢などの食中毒の原因になります。
緑色になったじゃがいもには、
少量を食べただけでも、食中毒になる可能性があり危険ですよ。
じゃがいもが緑色に変色していたら食べるのは避けた方が無難ですね。
じゃがいもの緑はどの程度なら食べられるのかも知っておくと、役に立ちますよ!
じゃがいもを冷蔵庫に入れてしまった時の対処法
じゃがいもを冷蔵庫に入れてしまったら、冷蔵庫から常温に戻すか水にさらしましょう。
じゃがいもを冷蔵庫に入れてしまったら、危険なことがわかりました。
しかし、冷蔵庫に入れてしまっても対処法があるので安心してくださいね!
- 冷蔵庫から常温に戻す。
- 水にさらす。
どちらも簡単にできる対処法なので、焦らず試してみてください。
じゃがいもを冷蔵庫に入れてしまった時の対処法を、さらに詳しく見ていきましょう。
冷蔵庫から常温に戻して放置しておく
1週間ほど常温に戻しておきましょう。
まず、冷蔵庫に入れてしまったじゃがいもは冷蔵庫から常温に戻します。
常温に戻したら1週間くらい放置
アクリルアミドの原因となる糖の量が減っていきます。
その後は、揚げ物や炒め物など料理に使うことができますよ。
水にさらす
切ったじゃがいもを水にさらしましょう。
冷蔵庫から出して放置する時間がない場合などはこちらがおススメです!
じゃがいもを調理する前に、切ってから水に10分ほどさらしてください。
じゃがいもを水にさらす
アクリルアミドに変わる糖が表面から洗い流されていきます。
じゃがいもが日持ちする保存方法は?
じゃがいもが日持ちする方法は、冷暗所か野菜室での保管することです。
じゃがいもは常温で保存できることがわかりましたね。
家庭菜園の場合、6月くらいから収穫すると予想されます。
常温で日持ちが1~4か月くらいと考えると夏にかぶってしまいますよ。
でも冷蔵保存だと危険だし…どうしたら良いの?
じゃがいもが日持ちする方法もありますよ!
2つの方法をご紹介していきますね。
- 常温の冷暗所で保管する。
- 冷蔵庫の野菜室に保管する。
どのように保管していけば日持ちするのか、知っていて損はないですよ。
常温保存の場合は冷暗所で保管する
葉物野菜は湿らした新聞紙にくるんでビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に。じゃがいもなどの根菜類は新聞紙で包んでから冷暗所に
— おばあちゃんの知恵袋 (@grandma1900) December 14, 2022
じゃがいもは、涼しい冷暗所に保管しましょう。
じゃがいもは日光や蛍光灯に当たると光合成するしてしまうんです。
光合成すると緑色になり、先ほどお話した「ソラニン」が発生してしまいます。
また湿気があるとカビが生える恐れもありますよ。
冷暗所での保管の仕方
- ポリ袋か紙袋に入れます。
- 日光や蛍光灯が当たらない風通しの良い場所に置きます。
- 段ボール箱の場合は箱の底に新聞紙を引くと良いです。
冷暗所に置く前に、一手間を加えましょう。
冷蔵庫保存の場合は野菜室を活用する
じゃがいもの保存って意外と難しいですよね💦温度や湿度が低すぎるとシワになったり温かい室内だと芽が出たりしてしまいます😣 うまく保存するには、紙袋で包んでからビニール袋に入れ野菜室に入れるといいですよ!#ぐるたすTips https://t.co/GsOSxiPgs6 pic.twitter.com/LtunOvbeoE
— GURU+(ぐるたす)公式 (@GURUTAS_JPN) February 27, 2024
じゃがいもを冷蔵庫の野菜室に保管しましょう。
冷蔵庫は危険なはずじゃ…。
じゃがいもを6度以下で保管した場合
アクリルアミドのもとになる糖が発生してしまうんです。
じゃがいもを野菜室に入れる方法
- 水分で傷みやすくなるので洗わずに入れます。
- 新聞紙や紙袋で包んでビニール袋に入れます。
- 包んだ紙が湿ってきたら交換します。
温度の設定を変えられる野菜室を上手に活用していきましょう♩
じゃがいもを冷蔵庫に入れてしまったらどうなるかまとめ
じゃがいもを冷蔵保存すると危険な理由がわかりましたでしょうか。
じゃがいもを冷蔵庫に入れてしまったら、
味や食感が悪くなり、低温障害を起こして傷みやすくなります。
じゃがいもは傷んだり、見た目や味に影響が出てしまいます。
冷蔵保存が危険な理由
- 発がん性のあるアクリルアミドが発生します。
- じゃがいもが緑色になったり発芽して有毒物質ソラニンが発生します。
万が一冷蔵庫に入れてしまったら、対処法も試してみてくださいね!
じゃがいもを美味しく、安全に食べていきましょう。