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ベーキングパウダーが苦いと感じる原因は?苦味を消す対処法を解説!

ベーキングパウダーが苦いと感じる原因は?苦味を消す対処法を解説!
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ホットケーキやクッキーを食べると、ほんのりと苦いと感じることがあります。

この苦味の正体、実はベーキングパウダーの仕業なのです。

ベーキングパウダーといえば、確かふくらし粉のことだったはず!

お菓子を美味しそうに膨らませるベーキングパウダーは、お菓子作りにはなくてはならない材料ですよね。

  • どうして苦いのでしょうか?
  • 苦味を消すことは可能なのでしょうか?
  • 苦くないベーキングパウダーってあるのでしょうか?

調査してみたいと思います!

目次

ベーキングパウダーが苦いと感じる原因は?

お菓子の材料の画像

ベーキングパウダーが苦いのは、主な原材料の重曹が原因となります。

重曹は、水を混ぜて加熱すると、次の3つに分解されます。

  • 炭酸ナトリウム
  • 二酸化炭素(炭酸ガス)

苦味の原因は、分解されて発生した炭酸ナトリウムです。

ちなみに、この時に発生した炭酸ガスによってお菓子が膨らむようになりますよ。

重曹は独特の風味と黄色っぽい色に特徴があります。

そんな重曹が使われている身近なお菓子はこんなものがあります。

重曹がそのまま使われるお菓子

  • カルメ焼き
  • どら焼き
  • 炭酸せんべいなど

味が濃く、色の特徴を生かしたお菓子に向いています。

そんな重曹を主な成分としているのがベーキングパウダーです。

ベーキングパウダーは重曹の力を発揮させつつ重曹の持つ独特な風味を感じさせないよう、他の成分で補い配合されています。

ベーキングパウダーの成分

  • 重曹
  • 酒石酸
  • クエン酸
  • リン酸カルシウム

ベーキングパウダーのメーカーによって、成分には違いがあります。

ベーキングパウダーを使ったお菓子

  • スポンジケーキ
  • ホットケーキ
  • マフィンなど

こう見ると重曹だけを使うお菓子とベーキングパウダーを使うお菓子では全く色味や味も違ってきますね。

ベーキングパウダーが苦いと感じるのは、主成分が重曹だからなのね!

ベーキングパウダーの苦味を感じても食べて大丈夫?

困っている人形の画像

ベーキングパウダーのせいでお菓子が苦い時、身体に影響はあるのでしょうか?

そもそもベーキングパウダーは食用ですので、問題はありません。

ただ苦味とは別問題ですが、微量ながらベーキングパウダーの成分にはアルミが含まれています。

アルミが身体の中に入ると影響は確かに気にはなりますよね。

でもご安心ください。

健康状態を悪くするほどの量が入っているわけではありません。

苦味があると美味しくはないけど健康には問題ありませんよ

ベーキングパウダーを入れすぎると体に悪いのかをまとめた記事もありますので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね♪

ベーキングパウダーの苦味を消す対処法

ふわふわなパンケーキの画像

ベーキングパウダーの苦みを感じても大丈夫ということはわかりましたが、お菓子に苦味を感じるのはやっぱり嫌ですよね。

そのベーキングパウダーの苦みを消す方法はあるのでしょうか?

まず第一に考えられるのはベーキングパウダーの分量が多すぎると苦くなるということ。

まずは決められた分量をしっかり守る必要があります。

それでもお菓子が苦くなってしまった場合の、苦味を消す方法がこちら!

トッピングで苦味をカバーする

せっかく作ったシフォンケーキやホットケーキ。

ベーキングパウダーの苦味が気になってどうしても食べられない!

そんな時にはトッピングすることで、苦味を消すことができます。

おすすめのトッピング

  • 生クリーム 
  • アイスクリーム 
  • チョコレートソース 
  • ジャムなど

冷蔵庫で一日寝かす

時間をおくと、発生した炭酸ナトリウムの苦味が多少は緩和されるようです。

焼きたてのお菓子の苦味が気になる!

そんなときでも諦めないで!

ラップをかけて冷蔵庫で一日寝かしてみてください。

ベーキングパウダーの苦味を消すことができるかも。

明日には苦味が消えて美味しくなっていると思いますよ♪

味の濃いものと一緒に食べる

  • 味の濃いもの(フルーツやチョコレートなど)と一緒に食べる
  • ココアなど甘い飲み物と一緒に食べる

なんだか誤魔化しているようですが、これで多少の苦味は消えて美味しく食べられますよ。

焼く前にベーキングパウダーを多く入れ過ぎてしまったことに気づいたら!

  • 生地にナッツやチョコチップ・ドライフルーツなどを混ぜて焼く!

こちらも誤魔化しのようですけど、多少の苦味を消すことができます。

レモンでアルカリ性を中和させる

焼く前にベーキングパウダーを入れ過ぎてしまったことに気づいた時、レモンを少量加えてみてください。

酸性のレモンを加えることで、アルカリ性の炭酸ガスが中和されます。

アルカリ性が中和すると、ベーキングパウダーの苦味を多少は消すことができますよ。

ただし、あまりレモンを入れ過ぎると膨らまなくなったり、酸っぱくなりすぎたりするのでご注意ください。

苦くないベーキングパウダーはある?

大匙小さじの画像

苦くないベーキングパウダーというのはありません!

ベーキングパウダーは先述しました通り、主成分は重曹です。

重曹の性質上、加熱することで苦味の原因である炭酸ナトリウムが発生。

ただメーカーによって、ベーキングパウダーの成分の配合には違いがあり、苦味をおさえたものもあります。

なかでも『ラムフォード』のベーキングパウダーは苦味が少ないと人気です!

どんなベーキングパウダーでも、指定された分量を守らなければ苦味は出るのでご注意ください。

ベーキングパウダーを他の材料で代用はできる?

メレンゲの画像

ベーキングパウダーが手元にない場合、他の材料で代用できないものでしょうか。

お菓子を膨らませるための材料は他にもあります。

苦味のないもの

メレンゲ

  • 卵白を泡立てて作るメレンゲは、ベーキングパウダーの代用可能。
  • ふっくらとしたシフォンケーキやパウンドケーキ、パンケーキなどに向いている。

ドライイースト

  • パンを作る時に使うもの。
  • イースト菌を発酵する手間が必要。

炭酸水

  • 重曹の成分も炭酸ガスなので、代用は可能。
  • 水の代わりに無糖の炭酸水を使用。

苦味のあるもの

ホットケーキミックス

  • 原材料にそもそもベーキングパウダーが入っているので、もちろん代用可能。

重曹

  • ベーキングパウダーの主原料なので代用は可能。
  • ただし独特な風味と色が強いため、作るお菓子を選んだ方がいい。

どのお菓子にも万能というものはありませんので、それぞれの素材をよく知ることが大事です。

苦味のないものもあるのね♪

ベーキングパウダーが苦いと感じる原因や対処法まとめ

ベーキングパウダーはお菓子作りにはなくてはならない材料です。

手軽にふっくらおいしいお菓子のできあがり。

ただし、わずかでも分量を間違えるとたちまち苦いお菓子になってしまいます

ベーキングパウダーが苦いと感じる原因

  • 主成分の重曹の化学反応が起こす、炭酸ナトリウムが苦い。

苦味を抑える対処法

  • ベーキングパウダーの分量を守る(わずかでも分量が多いと苦味が発生)。

ベーキングパウダーを入れ過ぎてしまった時の対処法

  • 生地にナッツやチョコなど味の濃いものを混ぜる。
  • レモンを少量加える。

焼いたあとの対処法

  • 生クリームなどをトッピングする。
  • 味の濃いものや甘い飲み物を一緒に食べる。

ベーキングパウダーの代用品

  • メレンゲ
  • ドライイースト
  • 炭酸水
  • ホットケーキミックス
  • 重曹

おいしいお菓子作りに欠かせない、ベーキングパウダーが苦いと感じる原因についてのあれこれを調査してみました。

もうベーキングパウダーの苦味は怖くないね!

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