ヨーグルトは栄養満点で、朝食や子どものおやつの定番ですよね!
食べる頻度が高い分、すぐになくなって買い物に行くたびに購入する方も多いのではないでしょうか?
そして買い物から帰った後って何かとバタバタ・・・
私自身、せっかく買ってきたヨーグルトを常温で数時間放置してしまった、なんてことはしょっちゅうあります。
ところで、乳製品ってなんとなく痛みやすいイメージはありませんか?
- ヨーグルトを常温で放置した場合、何時間くらい大丈夫なのか?
- ヨーグルトの未開封・開封後で違いはあるのか?
ヨーグルトに関する気になる内容をまとめてみました♩
ヨーグルトが腐るとどうなるのか、気になる見分けポイントもありますのでぜひ最後までご覧ください!
ヨーグルトを常温で放置は何時間くらいなら大丈夫?

でもこれは真冬や涼しい時期に限ったことなので注意してくださいね!
20度を超えるような暖かさの日は、ヨーグルトの腐敗が心配なので常温での放置はやめましょう。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌が活発になるのは20~45度の間と言われています。
特に35度以上ではさらに乳酸菌が活発になるんです。
乳酸菌が活発になると、ヨーグルトの発酵が進みどんどん酸っぱくなっていきます。
でもほどほどの酸味で美味しくヨーグルトを食べるには、やはり冷蔵保存が1番ということですね。
紀元前数千年のはるか昔に、絞っておいた牛乳にたまたま乳酸菌が入って、ヨーグルトが発見されたそうですよ。
そこから、牛乳よりもヨーグルトの方が保存が効くと、広く知れ渡ったそうです。
冷蔵技術が発展していない時代にできた食品なので、20度以下を目安とした常温での放置であれば、簡単には腐らないのですね。
これを聞くとなんだか安心します♩
季節によって常温放置した場合、どんな違いがあるのか引き続きご紹介します。
冬に常温放置した場合
冬は基本的に外気温が10度以下になることが多いですよね。
市販のヨーグルトに記載されている保存温度も10度以下となっています。
なので、冬場などの寒い時期は常温保存してしまったとしても、問題なく食べられますよ!
私はよく玄関に荷物を置いて家に入ったままいろいろして荷物がそのまま・・・
なんてことを大きな声では言えませんがしてしまっています。
夏に常温放置した場合
上でもお伝えしましたが、20度以上で活発に、35度以上でより活発に働きます。
乳酸菌は酸性なので、酸性を嫌う雑菌が繁殖しにくいという特徴があります。
でも50度以上では乳酸菌が死滅して腐りやすくなるので、注意が必要です。
特に夏場の車内など、暑い場所にヨーグルトを常温放置してしまうと、乳酸菌が死滅し腐敗が進んでしまいます。
近年、夏はもちろん春頃から気温がとても高いですよね。
夏に限らず、気温が高い時はヨーグルトの常温放置は絶対やめましょうね!
ヨーグルトを未開封・開封後で放置した場合の違いは?

- 未開封のヨーグルトであれば、常温で放置はできますが、発酵が進んで酸味が強くなります。
- 開封後のヨーグルトは、腐敗が進みやすくなるため、常温放置はできません。
スーパーやコンビニで売っているヨーグルトは必ず冷蔵コーナーにありますよね。
これはなぜかというと、ヨーグルトの発酵を抑えて酸味が強くなることを防ぎ、おいしく食べるためだったのです!
未開封で常温放置した場合
ヨーグルトは元々保存食とされていたという歴史はありますが、あくまで乳製品です。
- それぞれ季節や室温などの環境が違うため、一概に何時間なら大丈夫!と言い切ることは難しいです。
- ヨーグルトを未開封で常温放置してしまったら、なるべく早く冷蔵庫にしまいましょう!
- 食べる前には、必ずヨーグルトの状態を確認してみてくださいね!
ヨーグルトが腐っているかどうかの見分け方をこの後解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
開封後で常温放置した場合
開封後ということは、蓋を開ける時に容器に触れたり取り分けるためのスプーンを入れていますよね。
どんなに手やスプーンなどを清潔にしていても、どうしても雑菌が入り込んでしまうのです。
特に気温が高い時には殺菌の繁殖が抑えられず、ヨーグルトの腐敗が進んでしまいます。

冬や涼しい時期なら数時間は問題ないかもしれませんが、20度を超えるような時は要注意ですよ!
お腹を壊さないためにも、開封後に常温で放置したヨーグルトは、食べないようにしましょうね!
手作りヨーグルトの常温放置は何時間くらいまで大丈夫?

特にヨーグルトを作る時に加熱殺菌していない場合は、完成後に雑菌が繁殖しやすくなるので常温放置は危険ですよ。
手作りヨーグルトは、牛乳と市販のヨーグルトあるいは種菌を合わせて発酵させて作ります。

乳酸菌の発酵が進むのは、20~45度の間でしたね!
手作りヨーグルトを作るためには、発酵させるための温度管理と時間が必要になります。
発酵時間や温度は、使用する市販のヨーグルトや種菌によって変わるので、作る時にはよく確認してくださいね!
特に夏場など暑い時期の常温放置は危険なので、完成したら冷蔵庫で保存しましょう!
ヨーグルトは腐るとどうなる?見分け方

保存が効くヨーグルトとはいえ、開封後や夏場など暑い時期では腐りやすくなります。
ヨーグルトが腐るとどうなるのか、主な特徴を6項目ご紹介します。
- 鼻にツーンとくる臭い
- ホエーがいつもより多い
- カビが生えている
- 変色している
- 酸っぱくない
- 苦みがある
鼻にくるあの独特な臭いやカビ、変色していたら一目瞭然で腐っているとわかりますね。
中でもホエーの量が多い、酸っぱくなくなるというのは少し驚きです。
ヨーグルトを食べる時の、安全かどうかの見分け方についてご紹介していきますね!
鼻にツーンとくる臭い
ヨーグルトに限ったことではありませんが、食べ物が腐ってしまった時に鼻にくるツーンとした独特な臭いがありますよね。
手作りヨーグルトだけではなく、市販のヨーグルトでも製造の過程でわずかに雑菌が入り込んでしまうことがあるようです。
そうすると、時間経過とともに雑菌が増え腐ってしまうことがあるのですね。
ホエーがいつもより多い
ヨーグルトには透明な上澄みがありますよね。
これをホエー、別名乳清と呼ばれています。
ホエーはヨーグルトができる時に、乳成分と分離してできるもので、ビタミンやミネラルがとても豊富なんです!
カビが生えている
カビが生えていたら、絶対に口にしないでくださいね!
- 薄いピンク
- 赤い
- 黒っぽい
- グレー
- 緑
このようにヨーグルトに生えるカビの色は、多岐にわたります。
赤、黒、グレー、緑などは白いヨーグルトに生えたら、とても見つけやすいですよね。
ですが、薄いピンク色ということもあるようです。
変色している
変色もわかりやすい変化ですね!
いつもは白いヨーグルトが、茶色っぽく感じたら雑菌が繁殖している可能性が高いです。
絶対口にはしないでくださいね。
酸っぱくない
発酵により酸味が強くなる、という特徴があるヨーグルトですが、腐敗が進むと酸味がなくなってしまうのです。
開封後に常温放置したり、夏場など暑い時期に常温放置した場合に起こりやすくなります。
通常であれば、乳酸菌の働きで雑菌の繁殖が抑えられます。
頭の片隅に入れておきましょう。
苦みがある
これもヨーグルトの腐敗が進んでいるサインのひとつです。
「あれ?」という直感は案外当たるものですよ。
ヨーグルトを食べて少しでも苦味を感じたら食べるのをやめましょうね!
ヨーグルトを常温で放置は何時間くらいなら大丈夫?まとめ
ヨーグルトの常温放置は何時間くらいなら大丈夫なのかをご紹介しました。
- 冷蔵庫から出して2〜4時間程度は安心して食べられます。
- また冬場など気温が10度を下回るような環境であれば、半日〜1晩は常温で放置しても問題ないようです。
- 夏場はたとえヨーグルトが未開封であっても、常温で放置すると腐敗の原因になりますよ!
- 季節は関係なく開封後のヨーグルトも、雑菌が増殖しやすいので、常温放置はできません。
ヨーグルトを食べる時には、以下の腐っているサインがないかを必ず確認してくださいね!
- 鼻にツーンとくる臭い
- ホエーがいつもより多い
- カビが生えている
- 変色している
- 酸っぱくない
- 苦みがある
ヨーグルトを何時間か常温放置してしまっても、開封後や夏場でなければ、お腹を壊す心配は少ないことが分かりましたね♩
これからもヨーグルトを美味しく食べて、健康を維持していきましょう!