夏が近づくと野菜売り場にたくさん並ぶ、とうもろこし。
美味しそうだなぁと思って買って来たけど、皮を向いたら、しわしわだった…。
冷蔵庫に入れっぱなしにしていたら、しわしわになっちゃった…。
なんてことはありませんか?
しわしわのとうもろこしって、食べれるのでしょうか。
しわしわを復活させる方法があれば、知りたいな。
この記事を読めば、とうもろこしのしわしわを手入れても、がっかりしたり慌てることはありません。
しわしわのとうもろこしが食べれるか、なぜとうもろこしがしわしわになるのかを解説!
しわしわになったとうもろこしの美味しい食べ方やレシピも、ご紹介しますね。
とうもろこしのしわしわは食べれる?
とうもろこしがしわしわになっても食べれる!
ただし、残念ながら味は落ちてしまいます。
どういうことか、ご説明しますね。
美味しさは落ちるが食べれる!
とうもろこしのしわしわは、とうもろこしが傷んでしまったサインではないからです。
しわしわのとうもろこしは、それだけでおなかをこわす原因にはならないと言うこと。
しわのない、ぷりっとした粒のとうもろこしのように、甘くはないんですよ。
とうもろこしがしわしわになる原因は?
なぜ水分がぬけていくのか、具体的に見てみましょう。
収穫した時に熟しすぎていた
とうもろこしは熟しすぎると、次第に水分が減って粒がへこんでしまいます。
そのため、収穫が遅れてしまったとうもろこしは、しわしわで硬くなってしまうんですよ。
保存する期間が長かった
収穫したあとの保存期間が長くなるのも、しわしわの原因に。
そのため他の野菜に比べて、水分が多く蒸発してしまうんですよ。
保存期間が長引くほど、内部の水分が減り、乾燥でしわしわになってしまうので気をつけましょう。
しわしわと同時に甘みも落ちる
とうもろこしは、収穫すると糖分がでんぷんに変わり、味が薄くなっていきます。
収穫後、24時間で甘みが半減すると言われるほど。
しわしわでも食べれるとうもろこしですが、美味しく食べるには、鮮度が大事なんですよ。
食べられないとうもろこしの基準は?
とうもろこしは、しわしわでも食べれることがわかりました。
では、食べられないとうもろこしって、どうやって見分ければ良いのでしょう?
皮が変色している
収穫してすぐのとうもろこしの皮は、濃い緑色。
時間が経つごとに…
- 緑色
- 黄緑色
- 白色
- 薄い茶色
- 濃い茶色
の順に色が変わっていきます。
皮の色が変わる前に、食べてしまいましょうね。
ぬめりがある
ぬめりは、とうもろこしが食べれるかを判断する次のポイント。
とうもろこしは、湿度に弱いという性質を持っています。
とうもろこしを湿った状態で保存した時、傷み初めに発生するのがぬめりなのです。
そのため、ぬめりを水でしっかり洗って完全に拭き取れたら、食べることもできるんですよ。
でも、臭いがする場合は廃棄しましょうね。
カビが生えていればもちろんNGです。
小さなお子さまがいらっしゃっるなどで心配な場合も、廃棄した方が無難でしょう。
カビが生えている
とうもろこしにカビが生えたら、食べてはいけません。
とうもろこしのカビは、毒性が高いことがわかっています。
中には強い発ガン性がを持つカビが発生することもあるんですよ。
とうもろこしにカビが生えているのを見つけたら、迷わずに廃棄しましょう。
とうもろこしのしわしわの復活方法は?
残念なことに、とうもろこしのしわしわを復活させるのは難しいです。
たとえば水につけて水分を補おうとしても、芯が太いためとうもろこし全体には行き渡りません。
では、とうもろこしを茹でてみては?
茹でると、水分を補い一時的に実がふっくらとするため、多少しわしわが復活します。
しわしわのとうもろこしは、それ以上水分が抜ける前に、できるだけ早く食べたほうがよさそうですね。
とうもろこしがしわしわにならない保存方法
とうもろこしをおいしく食べるためには、手に入れたらすぐに使うことが大切。
とはいえ、当日に使い切れないこともありますよね。
とうもろこしがしわしわにならないための、保存方法を見てみましょう。
冷蔵保存する場合
とうもろこしをしわしわにしないよう、冷蔵保存するポイントをまとめました。
- 皮は剥かずにそのままで、ヒゲは切り落す。
- キッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れる。
- 皮が剥がれているとうもろこしは、ラップに包む。
- 寝かせず、軸を下にして立てて野菜室に入れる。
- 保存期間は2〜3日が目安。
いちばん最初に、土などで汚れた皮は剥がしてくださいね。
もし皮が剥がれている状態でも、ラップでぴっちりと包めば大丈夫です。
とうもろこしを2〜3日以上冷蔵保存する場合は、茹でてから保存するとよいでしょう。
冷凍保存する場合
生のとうもろこしを冷凍すれば、しわしわにならずに約2カ月保存できます。
ここでも、皮付きのままの保存がおすすめですよ。
とうもろこしはヒゲをハサミで切落し、ラップで包んだあと冷凍用保存袋に入れます。
生のまま冷凍したとうもろこしを解凍するコツは、
- 切り分ける時は、ラップをしたまま電子レンジで(600W)で1〜4分ほど加熱する。
- 丸ごと食べる場合は、電子レンジ600Wで6〜8分ほど加熱するか、水から茹でる。
- 煮たり焼いたりする時は、凍ったまま使ってもOK。
解凍時に食感が変わってしまうため、気になる場合は潰して使うコーンスープなどがおすすめです。
しわしわとうもろこしの美味しい食べ方・レシピ
買ってきたとうもろこしがイマイチだった…、どうする?
そんな時の、しわしわなとうもろこしの美味しい食べ方のヒントやレシピを、ご紹介しますね。
しわしわのとうもろこしの美味しい食べ方
しわしわのとうもろこしの美味しい食べ方を、いくつかご紹介しますね。
- 潰してコーンスープにする。
- 硬めの食感も気にならなくなりますよ。
- バターで炒めて濃いめに味付けする。
- 粒を外してたっぷりのバターで炒め、ちょっと多めの醤油で味をつけます。
- 茹でたとうもろこしを、水と白だしをませた液に1時間ほど漬けておく。
- 出汁の味がしわしわのとうもろこしにしみて、おいしくなるんです。
人気のバター醤油味なら、ごはんも進みそう。
とうもろこしと白だしは意外な組み合わせですが、ためしてみる価値ありですよ!
おすすめレシピ
義父が毎年大量にとうもろこしをくれてありがたい🙏今日はとうもろこしのからあげ〜味付けは塩だけなのに美味しすぎて味見でなくなりそう。 pic.twitter.com/C4fQAIHMST
— nimo (@nimo13541737) July 21, 2022
とうもろこしのからあげ
しわしわのとうもろこしも、油で揚げることで甘みが出ます。
ぜひ、揚げたてを召し上がってくださいね。
材料
- とうもろこし 1本 (皮付きで1本450g前後)
- 片栗粉 大さじ1.5〜2
- 揚げ油 適量
- ハーブソルトなどお好みの塩 適量
作り方
- とうもろこしは皮を剥いてよく洗う。
- 洗ったとうもろこしを、3つに切り分ける。さらに縦に4つに切る。
- とうもろこしに片栗粉をまんべんなくまぶす。
- フライパンに多めの油を入れる。
- とうもろこしの芯の部分を上にして、フライパンに入れて揚げ焼きする。
- 片面に焼色がついたらひっくり返し、全体に焼き目をつける。
- 焼き上がったとうもろこしを網などに乗せ、油を切る。
- お好みの塩をかけると、味に深みが出る。
揚げ焼きのときには、油ハネに注意してくださいね。
まとめ:とうもろこしのしわしわは食べれる!
とうもろこしのしわしわは、腐敗による劣化ではないからです。
食べられないとうもろこしは、皮の色やぬめり、カビがあるかなどで判断できます。
とはいえ、水分を失い、甘みが減ってしわしわなとうもろこしはちょっと残念。
しわしわの復活は難しいけれど、しわしわのとうもろこしを美味しく食べれる方法もありますよ。
ぜひ参考にして、とうもろこしを美味しく食べてくださいね。