春は潮干狩りのシーズン!潮干狩りに行ったら、たくさんあさりを採って持ち帰りたいですよね。
新鮮なあさりを美味しく食べられたら最高ですが、あさりが死んでるかどうかって分かりにくい・・・と思ったことはありませんか?
実は、あさりが死んでるか生きてるのかどうかの見分け方ってとっても簡単なんです!
この記事では、あさりが死んでるのか生きているのかの見分け方や、死んだあさりを食べても大丈夫なのかなどについてご紹介します。
あさりが死んでるかの見分け方を知って、美味しく安全にたべるためにこの記事をぜひ参考にしてくださいね。
- 死んでるあさりと生きてるあさりの見分け方
- 死んでるあさりを食べるとどうなるの?食中毒は大丈夫?
- あさりの保存方法
死んでるあさりの見分け方
あさりも生き物なので、死んでしまうこともあります。
調理前から死んでるあさりを食べるのはやっぱり怖いし、できるだけ生きた新鮮なあさりを食べるようにしたいですよね。
実は、死んでるあさりの見分け方ってすごく簡単。
- あさりが生臭い
- 砂抜きの水が濁る
- あさり同士をぶつけた時の打音が軽い
- あさりを揺らしても口が閉じない
- あさりを加熱しても口が開かない
あさりが生きてるか死んでるかの見分け方はこの5つ!簡単ですよね。
具体的に解説していきます。
生臭い
あさりが死んでるかどうかの見分け方1つ目は臭い。
あさりは、死んでしまうと腐ってしまいすぐに生臭くなります。
あさりが腐った時の臭いはかなり強い臭いがするので気づきやすいと思います。
ただ、潮干狩りで採ったあさりは海水や汚れで磯臭い場合も・・・
腐っているのか判断が難しい場合は、この後に紹介する項目に当てはまるか確認をしてください。
水が濁る
あさりが死んでるかどうかの見分け方2つ目は、あさりを砂抜きするときの水。
あさりの砂抜きは必ずする作業ですので、ここでも簡単にチェックできるんですよ。
腐って死んでるあさりを砂抜きをしていると、水が白く濁ってきます。
その場合は、腐ったあさりを取り除き、水を入れ替えて砂抜きをしましょう。
打音が軽い
あさりが死んでるかどうかの見分け方3つ目は、あさり同士をぶつけたときの音。
あさりとあさりをぶつけて、打音を確認して死んでるか確認することができます。
あさりが死んでる時は、中身がスカスカのような軽い音がします。
生きてるあさりとは音が違うので気付くはず。
揺らしても口が閉じない
あさりが死んでるかどうかの見分け方4つ目は、あさりを揺らしたときにどうなるか。
あさりを少し揺らしてみると死んでるか、確認することができるんです。
あさりを揺らしてみて、口を閉じたり、水管が動いたり、泡を出したりするあさりは新鮮な証拠ですよ。
逆に揺らしても全く動きがない・・・となると死んでる可能性も!
その他のチェックポイントと合わせて確認してみましょう。
加熱しても口が開かない
あさりが死んでるかどうかの見分け方5つ目は、あさりを加熱したときの反応。
あさりを加熱しても口が開かない場合ですね。
生きているあさりは、加熱により貝柱が縮み、接着力が弱くなり口が開きます。
反対に死んだあさりは、それが機能しなくなり口が開かなくなるのです。
生きていても、殻をあける靭帯の力が弱いあさりは開かないこともありますが、生死の判別が難しいため、口が開かないあさりは死んでるものと判断しましょう。
生きてるあさりの見分け方
あさりは、水温が低かったり高かったりすると、動きが鈍くなったり、弱っているけれど生きている場合があります。
あさりが生きてるかの判断が迷う時のために、見分け方をご紹介しますね♪
- 水管をだしてその水管が動いている
- 軽い振動を与えると水管を引っ込める
- 水温を15℃~20℃くらいの適温にすると動き出す
あさりが生きているか判断が難しい場合は、この見分け方を参考にしてみてください。
死んだあさりを食べるとどうなる?食中毒は?
あさりが死んでるのか生きているのかの見分け方をご紹介しましたが、もし、死んでるあさりを食べてしまったらどうなるのか心配ですよね。
死んですぐのあさりを調理して食べた場合は問題ないですが、死んで腐ってしまっているあさりを食べると食中毒になる可能性があります。
心配がある状態では安心して楽しく食事もできませんよね。
死んでるあさりを調理したらどうなるのか?食べてしまったら食中毒は大丈夫なのか?について詳しくご紹介します。
死んだあさりを一緒に調理してしまったら?
死んだあさりはもう腐ってしまっている可能性が高いので、本来は一緒に調理しないのがベストです。
ですが、もし死んだあさりに気づかずに一緒に調理をしてしまったら、その腐ったあさりは食べてしまわないように気を付けましょう。
死んだあさりを食べると食中毒は大丈夫?
あさりが死ぬと、免疫機能がなくなり、貝毒という猛毒が急激に増えていきます。
貝毒はかなり強い毒なので、加熱してもなくなりません。
麻痺性貝毒
- 舌・唇・顔面が痺れはじめ、だんだん全身に麻痺が広がる。
- 運動失調、言語障害、呼吸麻痺が起こり、最悪の場合は死亡することがある。
- 食後30分以内に発症
下痢性貝毒
- 激しい腹痛、下痢、嘔吐が起きる。
- 熱はでない
- 食後30分~4時間以内に発症
貝毒は、最悪の場合は死に至ります。
できるだけ、調理をするまえに死んでるあさりはよけて調理するように心がけましょう。
死んでるあさりは早めに見つけて調理前に取り除き、生きてるあさりを新鮮な内に調理して食べるのが一番ですね!
時間が経てば経つほど保存方法によっては鮮度も落ちていきますので、あさりが死んでしまう可能性も高くなっていきます。
ここからはおまけで、あさりの鮮度を保つための保存方法もお伝えしていきますね。
あさりの保存方法
潮干狩りであさりがたくさん採れたりしたときには、鮮度を保てるあさりの保存方法を知りたいですよね。
保存方法によって、保存期間が違ってきますが冷蔵保存と冷凍保存(殻付き・むき身)に分けてご紹介します。
冷蔵保存
あさりの冷蔵保存方法をご紹介します。
短期間で食べきってしまう時は、冷蔵保存がおすすめです。
保存期間 | 1~2日 |
保存方法 | 砂抜きをした塩水を捨てて、新しい塩水につける ラップをかけて、冷蔵庫で保存する | しっかり砂抜きをする
殻のまま冷凍保存
あさりの殻のまま冷凍保存方法をご紹介します。
冷凍保存することによって、うまみも増すのでおすすめの保存方法ですよ♪
保存期間 | 約3週間 |
保存方法 | 空気をできるだけ抜いて、冷凍保存袋に入れる 冷凍庫で保存する | しっかり砂抜きをして、水気を拭き取る
解凍方法 | 自然解凍はせずに、凍ったまま調理する |
むき身にして冷凍保存
あさりはむき身にしても冷凍保存することができます。
保存期間 | 約3週間 |
保存方法 | 殻から身を取り出す 粗熱がとれたら、小分けにして冷凍保存袋に入れる 冷凍庫で保存する | フライパン(蓋をして蒸し焼き)やレンジで加熱する
解凍方法 | 冷蔵庫で解凍 |
あさりはたくさんの調理方法があって色々な楽しみ方ができるので、この保存方法を活用してたくさんのお料理で楽しんでみてくださいね!
あさり死んでるか見分け方は?まとめ
今回は、潮干狩りシーズンに役立つ、あさりが死んでるか生きているかの見分け方をメインにご紹介しました。
- 死んでるあさりの見分け方
- 生臭い
- 水が濁る
- 打音が軽い
- 揺らしても口が閉じない
- 加熱しても口が開かない
- 生きてるあさりの見分け方
- 水管をだしてその水管が動いている
- 軽い振動を与えると水管を引っ込める
- 水温を15℃~20℃くらいの適温にすると動き出す
- 死んだあさりを食べるとどうなる?食中毒は?
- 死んだあさりを一緒に調理してしまったら食べないように気を付ける
- 死んだあさりを食べると貝毒という猛毒によって、麻痺が起きたり、下痢などがおきる可能性がある
- あさりの保存方法
- 冷蔵保存
- 殻つきで冷凍保存
- むき身で冷凍保存
あさりを安全に美味しく楽しむために、この記事を参考にして死んだあさりを食べないように気を付けてくださいね。