赤ちゃんの離乳食が完了期に入る頃は、少しずつ大人の食べ物に近づけて食べられるようになりますよね。
味付けはまだまだ薄くても、食べられるものの種類が増えてきて新しい味にも多く出会える時期です。
そんな時期になると、そろそろケーキを試しても大丈夫かな?と思うことがあると思います。
楽しいイベントにはケーキがつきものですからね!
そこで気になるのはこんな疑問
- ケーキは何歳から大丈夫かな?
- 赤ちゃんに生クリームはいつからあげて良いのかな?
今回はケーキは何歳からあげて大丈夫なのか、生クリームはいつからあげて良いのかについて解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
ケーキは何歳から食べさせて大丈夫?1歳それとも2歳?
ケーキは何歳から?
何歳からやいつからという明確な基準はありませんが
でも1歳では食べられるというくらいで、大人と一緒に食べるような感覚ではありません。
なぜなら、ケーキは糖分や脂質が多く赤ちゃんには消化するのに負担があるからです。
また、赤ちゃんにケーキをあげる時には注意すべきことがありますのでみていきましょう!
赤ちゃんにケーキをあげる時に気を付けることは?
赤ちゃんにケーキをあげる時は何に気を付ければいいの?
赤ちゃんにケーキをあげる時には次の3点に気を付けましょう。
アレルギーに注意
わが国で小児期に最も多い食物アレルギーは鶏卵によるもので次いで牛乳です。
引用:厚生労働省;食物抗原(アレルゲン)について
ケーキは多くの場合、卵や牛乳、小麦を使っていますよね。
卵、牛乳、小麦、大豆、米が5大アレルゲンと言われていますが、大豆や米のアレルギーはそれほど多くはありません。
ケーキを食べさせる前にはアレルギーが無いか確認してみましょう。
初めは一口からで変化がないか様子をみるようにしましょう。
私は子供に母乳をあげている時にミルクアレルギーの疑いがあり、離乳食の時期も新しい食べ物をあげる時とてもドキドキしながらあげていました。
赤ちゃんにとって新しい食べ物は最初は一口。
次の日なんでもなければ少しずつ量を増やし、慎重にアレルギーを確かめていましたよ。
1歳前後の時期はたまによくわからない蕁麻疹が出たりして、それが食べ物によるものなのかわからなくてとても心配していました。
そのたびに小児科の先生や皮膚科の先生に診てもらい安心できましたよ。
わからないことや不安なことは医療機関にすぐ相談したほうが良いです。
一つ一つの安心を積み重ねて、食材のアレルギーの有無をクリアにしていきましょう!
糖分に注意
胎児期や乳幼児期の栄養が、年を経て、成人になってからの肥満、2型糖尿病、高血圧や循環器疾患等と関連があることが最近多く報告されている。
また、乳幼児期に培われた味覚や食事の嗜好はその後の食習慣にも影響を与える。
引用:厚生労働省;乳幼児期の栄養と肥満、生活習慣病との関りについて
ケーキはご存じの通り糖分がたくさん含まれていますよね。
美味しい食べ物を赤ちゃんにも食べさせてあげたい気持ちはありますが、習慣になるように糖分を与えてしまうと、将来子供に良くない影響が!
私も子供が1歳の時、誕生日にケーキでお祝いしたくて少し食べさせた経験があります。
ケーキはクリームの甘いところではなく、スポンジ部分を中心にあげるようにしました。
スポンジのところだけでも十分美味しいようで喜んでくれていましたよ。
体調に注意
ケーキは赤ちゃんにとっては糖分も脂質も多く、まだ幼い身体にとっては負担です。
けれど、1歳頃の赤ちゃんはママからもらった免疫抗体も減っていく時期。
外に出ていく機会も増えるのでウイルスや細菌の感染症にもかかることが多くなり、体調を崩しやすい時期でもあります。
普段から体温を測り、体調の変化にすぐ気づいてあげられるようにしましょう。
私の子供も1歳くらいの赤ちゃんの時が一番体調を崩しやすいなと感じていた時期です。
わかりやすく体調が悪い時はすぐに気付いてあげられるのですが、1歳前後の赤ちゃんは熱が高くても元気そうに見えることがあるんですよね。
普段と何か違うなと感じることがあれば、体調が良くないかもしれないのでケーキは別の日にあげるのが安心です。
生クリームは何歳からOK?
生クリームは何歳から大丈夫かな?
生クリームたっぷりのケーキは美味しいですが、赤ちゃんには何歳から食べさせて大丈夫なのでしょう?
そもそも甘い生クリームを赤ちゃんに食べさせて良いのかも気になりますよね。
ここからは生クリームはいつからどのくらい大丈夫かお話していきます。
少量なら1歳頃から
生クリームはいつから?という明確な回答はありませんが、生クリームは1歳からと覚えておくのがいいかもしれません。
多量の油は赤ちゃんに負担をかけますので大さじ1杯までを目安にできたらいいでしょう。
引用:一般社団法人母子栄養協会
生クリームは1歳から大丈夫というのは1つの目安になりそうですね。
生クリームの砂糖や油は赤ちゃんの未熟な胃腸には大きな負担になるのであげるのは少量が鉄則。
また、赤ちゃんの個人差もありますよね。
お腹を下しやすい赤ちゃんや、生クリームで気持ち悪くなる赤ちゃんもいます。
乳のアレルギーが大丈夫でも、初めて生クリームを食べさせる時は一口にして、必ず小児科で診療を受けられる時間帯にあげてみましょう。
1歳という年齢は生クリームを食べさせることはできるけれど、手放しに大丈夫と言える年齢ではないです。
離乳食の風味付けなら9ヶ月頃から
少し風味付けでまぜる程度であれば、離乳後期からほんの少し、たまにであれば問題はありません。
引用:一般社団法人母子栄養協会
離乳食も後期に入ってくると、色々な味付けを楽しめる時期に入りますね。
牛乳を加熱しないで飲めるのは完了期以降なので、生クリームは離乳食に入れる時は加熱しましょう。
市販のケーキの生クリームは2歳頃から
生クリームやケーキを食べさせることができるのは1歳でも少量なら問題ありません。
でも生クリームのケーキを楽しむというのは離乳食ではなくなる2歳以降となります。
1歳の誕生日に市販のケーキで生クリームがある場合は、ほんの少しあげる程度にしましょう。
赤ちゃんに生クリームをあげる時の注意点
生クリームを赤ちゃんにあげる時は何に気を付けたらいい?
赤ちゃんに生クリームをあげる時はどんなことに注意すべきかみていきましょう!
生クリームは少量をあげる
生クリームは砂糖と油が多いので、あげるとしても赤ちゃんには少量です。
生クリームには植物性と動物性とありますが、乳幼児には、動物性のものがおすすめです。
動物性のものは牛乳の脂肪分ですが、植物性のものは油を加工したものですので油の組成が異なります。
たくさん食べないものなので、どちらでもいいですが、あえて考えるなら脂肪酸組成が母乳などと似ている動物性のものがいいかもしれませんね。
引用:一般社団法人母子栄養協会
生クリームを選ぶなら母乳などに似ている動物性が良いのですね!
赤ちゃん用にケーキを作る場合には生クリームの代わりに水切りヨーグルトなどを代用するのもおすすめ!
手作りなら量も調整できそうですよね。
生クリームは体調が良い時にあげる
消化器に負担がかかる生クリームは赤ちゃんが体調の良い時にあげましょう。
いつもと違う様子が見られるときは食べるのは延期にして無理をさせないのが大切。
大人ではなく赤ちゃんに合わせる!
私の子供が赤ちゃんだった時もそうですが、不思議と子供は予定がある日に限って体調を壊しがち。
今日はケーキを食べよう!と意気込んだ日に限って赤ちゃんの体調が悪くなることは考えられます。
親としては歯がゆい気持ちもありますが、小さいうちは赤ちゃんの体調に合わせて予定を組むくらいのゆとりを持っておくのが良いですよ!
赤ちゃんのケーキデビューは1歳でも食べれるケーキがおすすめ
1歳でも食べれるケーキ?
ここまでお話してきたとおり、1歳の赤ちゃんにとってはケーキは食べれるけれど、まだまだ負担が大きい食べ物です。
例えば、乳、卵、小麦を使用していないアレルギー対応ケーキや、生クリームの代わりに豆乳クリームなどを使用したケーキがあります。
シャトレーゼも1歳でも安心して食べれるケーキがありますよ♪
1歳でも食べれるケーキは市販でもあるので、ぜひ安心して食べれるケーキを見つけてくださいね。
ケーキは何歳から食べて良い?赤ちゃんはいつから生クリームが大丈夫かまとめ
いかがでしたか?
今回はケーキは何歳からか、生クリームはいつから大丈夫かについてお話してきました。
何歳から?いつから?
何歳からという明確な基準はありませんが目安にしてくださいね。
1歳頃の赤ちゃんはケーキや生クリームを食べることは出来ても注意が必要。
- アレルギーに注意
- 糖分に注意
- 体調に注意
初めてケーキを食べさせる時には特にアレルギーに注意しましょう。
赤ちゃんの体調を一番に考えて食べさせる日を決め、無理はさせないことが大切。
赤ちゃんの体調の良い日に家族でケーキを楽しみましょう♪
参考サイト:pigeon.info赤ちゃんの健康管理、厚生労働省離乳食ざっくりスケジュール