アボカドにレモン汁はなぜかける？変色防止にレモン汁以外で代用する方法も解説

アボカドを切って置いておいたら、色が変わっていたという経験がありませんか？

黒っぽくくすんだ色のアボカドだと、食べる気が失せてしまいますよね。

実は適量のレモン汁をかけると、アボカドの緑色をキープできるんです！

この内容を中心に、気になるアボカドとレモン汁の関係を詳しく解説しています！

ぜひ参考にして、美味しくアボカドを食べましょう♪

アボカドにレモン汁はなぜかける？

なぜ酸味のあるレモン汁をアボカドにかけるのでしょうか？

アボカドは一度切ってしまうと、時間が経つにつれて色が黒くなります。

時間が経っても見た目のきれいなアボカドにするために、レモン汁をかけるのです。

アボカドをカットしてすぐに食べる場合はそのままでも大丈夫ですが、なかなかそうはいきませんよね。

そんな時に活躍するのがレモン汁！

そもそもレモン汁でどうしてアボカドの変色防止が出来るのでしょうか？

レモン汁には、酸化の働きを防ぐビタミンCが含まれています。

そのレモン汁のビタミンCが、カットしたアボカドの果肉をコーティングし、アボカドの変色を防ぎます。

カットしてから時間を置いておいても、色鮮やかな緑色のアボカドを楽しめますよ。

アボカドが変色するのはなぜ？

アボカドが変色してしまうのは、果肉中のポリフェノールが空気中の酸素に触れて酸化するからです。

アボカドの中には、ポリフェノールオキシダーゼと呼ばれる酵素があります。

その酵素が空気中の酸素に触れるとメラニン色素が作り出され、アボカドの表面が黒っぽく変色してしまうんです。

ポリフェノールによる酸化で黒っぽくなった場合は、ただ変色しただけなので食べても問題ありません。

とはいっても、黒くならないならそれが一番ですよね。

変色防止のポイントをまとめました！

アボカドに変色防止でレモン汁をかける時のポイント

アボカドにレモン汁をかける時、2つのポイントを抑えれば変色防止に繋がります♪

アボカドにレモン汁をかける時のポイント

1. レモン汁をかける量
2. レモン汁をかけるタイミング

しっかりと変色防止させるには、この2つのポイントを守るだけでOK♪

ひとつずつ詳しく見ていきましょう！

量はどのくらい？

レモン汁をかける量は

アボカド1個に対して、レモン汁小さじ1がベストです！

酸味の強いアボカド料理にならないためには、レモン汁をかける量を守るのが大切です。

アボカドサラダでも楽しめますよ♪

少しかけすぎちゃったとしても、レモンの酸味がアクセントとなって美味しいアボカド料理ができあがります。

レモン汁をかけるタイミング

レモン汁をかけるタイミングは、アボカドを切ったあとすぐです。

一度包丁を入れたアボカドは、時間が経てば経つにつれてどんどんと黒くなってしまいます。

アボカドを切った後すぐにかければ、鮮やかな緑色を保てますよ♪

アボカド全体が黒くならないように、満遍なくレモン汁をかけてくださいね。

アボカドの変色防止にレモン汁以外で代用する方法

自宅にレモン汁がなかった時、他の材料などで代用することができますよ。

続いては、アボカドの変色防止のためにレモン汁以外で代用する方法を紹介します。

オリーブオイル

レモン汁の代用として挙げられるのが、オリーブオイルです。

・ちらし寿司
・ガリ
・ピーマンの肉詰め
・カニかまチーズの三角春巻き#お弁当 #お弁当記録 #obento

ピーマンの肉詰めは冷凍しておいた先日の残りを利用🫑。ちらし寿司に変色防止のオリーブオイルを纏わせたアボカドをのせてみたけどどうかな？ pic.twitter.com/PkoNvrJ9Kt

— mari (@marikadomari) March 3, 2023

オリーブオイルには、ビタミンEや抗酸化成分のポリフェノールなどの抗酸化ビタミンが含まれています。

レモン汁と同じように、アボカドの表面をオリーブオイルでコーティングするだけで、変色防止が期待できますよ。

また、オリーブオイルはさまざまなメーカーからたくさんの商品が販売されています。

商品の中でも値段が高めのエキストラバージンオリーブオイルは、オレイン酸が多く含まれているため、おすすめですよ。

オレイン酸が少なく、混ぜ物が多いオリーブオイルは変色防止の効果が得られない場合もあるので注意してくださいね。

レンジ

レモン汁以外の代用材料がなくても、電子レンジがあればアボカドの変色防止を期待できます。

電子レンジで熱を加えると、アボカドのポリフェノールを壊し、空気中の酸素との酸化現象を抑えられます。

アボカドの中までしっかりと火を通す必要はありませんよ。

アボカドの変色を防止させる方法は、以下の3つのステップです。

ラップを密着させる

アボカドの変色を防ぐために一番大切なのは、酸素と触れないようにすることです。

アボカドをカットしたら、空気が入らないようにラップで包みましょう。

アボカドのポリフェノールと空気中の酸素が触れ合うのを遮断することができ、アボカドが黒くならずに済みます。

アボカドの種を残す

実は、アボカドの種はそのまま残しておくだけで空気に触れる面積が少なくなり、変色が目立たなくなります。

アボカドの種といえば、すぐに取り除いてしまいがちすよね。

若干の変色を感じてしまう時には、種付きのアボカドにラップをかけるのがおすすめです。

また、保存容器にアボカドと一緒に種を入れて置いておくのも有効的！

お酢

どこの家庭にも比較的あるお酢も、レモン汁の代用材料として活用できます。

お酢には、酸化を抑える酢酸が入っているため、レモン汁の代用にぴったり！

お酢をアボカドにかける時は、

アボカド1個に対して、お酢小さじ1

ただ、お酢は独特な匂いがするため、少量かけただけでもアボカドに匂いが移ってしまいます。

レモン汁の代用にお酢を使う時には、以下の料理がおすすめです。

玉ねぎ

変色を防ぐ働きのある抽出物が玉ねぎに含まれているため、レモン汁の代用に活用できます。

家庭料理で頻繁に使われる玉ねぎなので、家庭にないことも少ないですよね。

アボカド1個に対して、玉ねぎは1枚でOKです！

タッパーや保存袋にアボカドと玉ねぎを入れて、冷蔵保存をしましょう。

玉ねぎ独特の匂いは移ることないので、手軽に使えますよ♪

玉ねぎがアボカドの変色防止をしてくれるのでアボカドと玉ねぎを使った料理もおすすめ！

時間がある時に作っても晩御飯できれいな色のアボカド料理が食べられますよ♪

はい、

サーモンと玉ねぎとアボカドときゅうり。 pic.twitter.com/HG4HdAmItx

— みかそ (@marmamicaso) April 9, 2024

塩水

アボカドを塩水につけておく方法も、変色防止に効果があります！

塩水には、ポリフェノールとくっつきやすい成分が含まれており、酸化する働きを抑えられます。

アボカド1個に対して塩水は、

水はアボカドが被るくらいの量、塩は小さじ1/2でOKです！

塩水につけたアボカドは塩気を感じるときがあるので、以下の料理にアレンジするのがおすすめです！

アボカドにレモン汁はなぜかけるのかまとめ

今回は、なぜアボカドにレモン汁をかけるのかを中心に、変色防止にレモン汁以外の代用方法をご紹介しました！

アボカドの変色を防ぐには、酸化を防ぐ働きのあるものを使いましょう。

レモン汁ならばどんな料理でも合うのでおすすめです！

ぜひ本記事を参考にして、実践してみてください♪